人を育てようとしなくて将来性って生まれないでしょ

2019年3月と9月に書いた記事と少し関連する内容ではあるのですが、最近聞いた話で思うところがあったので書いておこうと思います。

サラリーマン時代にめちゃくちゃ苦労したのでついつい反応してしまうのが人材育成に関する話題なんですよね。「人を育てることが企業の競争力につながる」という記事でも最後に書いたのですが、私は人材育成を進めてきたものの会社全体のうねりにはならず、疲弊して退職してしまいました。だからこそ、人材育成に関して適当にやっている会社や人の話を聞くと「ああ…」という気持ちが湧いてきて他人のことながら悲しくなってしまうんですよね。

今回聞いた話はろくに教育もせずに前線に投入し、結果が出ないから使えない奴みたいな評価をされている人がいるってある会社の話です。そして、「結果が出せてない奴」を「結果が出せる奴」にすげ替えるって話らしいのですが、「結果が出せる奴」ってのは社歴も長く経験豊富な人で、「結果が出せてない奴」ってのはまだ入社して1年も経っていない人ということで、そりゃそうでしょうって気持ちになりました。

「結果が出せる奴」からその話を聞いたのと、その「結果が出せる奴」が「結果が出せてない奴」が持つ良い点を引き継ぎの中で見つけ、上司にその点を伝えているらしいのが救いと言えば救いなんですが…その上司は「そんなのどうでもいい」って感じなのがなんとも。。。

1+1をすることで結果が2にも3にもなるのが人を増やすことのメリットじゃないかと私は思っていて、それが採用によって1発で解決できるような話であればいいのですが、採用して「自力で育ってね」ってやり方するくらいなら外注でもした方がより効率的なんじゃないの?って思ってしまうんですよね。

自社で採用するのであれば、内部の人材だからこそのメリットを出せるレベルにまで持っていかなければ採用を行う意味がないんじゃないでしょうかね。上記の話で言えば、確かに入れ替える or カバー範囲を広げることで目先の結果は良くなるのかもしれませんが、「結果が出せる奴」ってのはもともとは別のところで結果を出していたのであってそちらが疎かになるかもしれない、その人がいなくなったらカバーしきれないなんて話になるかもしれないわけです。

外される方の「結果が出ない奴」も当然モチベーション下がるし、「結果が出せる奴」もいつまで経っても同じことの繰り返しになって疲弊しかねない状況を作って会社の将来性が高まるのかって言ったら疑問ですよね。

まぁ、現に「結果が出せる奴」が私にその話をしてきたのも会社の将来に期待ができないから辞めたいって愚痴を聞かせてきた時であって、そのまま仕事を続けるのか辞めるのかは知りませんがモチベーションがすでに下がっているのは間違いないのでこれまで以上の結果を出し続けることはないんじゃないでしょうかね(在籍している間は結果出すと思いますが)。

人によってできること、できないことはどうしても出てくるのは仕方ないですが、それぞれが持つ良さを生かして仕事ができる、あるいはフォローし合える環境を作ることができていない会社って多過ぎですが、そこに着手しないと今後ますます平均給与が下がっていくことになるんじゃないかと少しばかり不安になってしまいます。